表面粗度[解説]

面粗度について

Ra、Rz、Rpkなど

表面の粗さの規定

乾式バレル研磨 Ra0.02~
湿式バレル研磨 Ra0.2〜
通常の一般的な加工では上記の粗さでの対応が可能です。
要求粗さについては詳細な打合せのうえ可能な限りお応えできるよう努力いたします。

比較:表面粗度向上 加工前・加工後


ウェイトの面粗度の向上例
加工前
加工後
リテーナーの粗面度向上例
加工前
加工後

光沢度及び表面色
[解説]

バレル研磨後の表面仕上がり

表面粗度、光沢度、表面色という3因子によって評価されます。
「もっと細かく」、「もっと光らせて」「もっと白く」といったお客様要求があります。
これらについて、図面では表面粗さと角Rは表記されていますが、光沢度とか色艶に関しては、抽象的な表現での要求が殆どです。弊社での加工条件や研磨材料によって表面の凹凸の形状、即ち表面性状が異なって仕上ります。
色差色度計や光沢度計を装備していないので、数値での評価ではなく目視(見た目)による評価になります。ただし、マイクロスコープの拡大画像を用いて表面状態の違いを明らかにして極力、要求にお答えするようにしています。

比較:スケール除去 加工前・加工後


φ336ギアのスケール除去
加工前
加工後
応用例
除去対象が難しい場所に対応した例
除去対象の内径が非常に小さい例

比較:光沢処理 加工前・加工後


ワッシャーの光沢処理
加工前
加工後
料理器具の光沢処理例
加工前
加工後